上の画像は、ドカティ用
ぼくのバイクには、
レーシングキャブレターのTMRを
装着しています。
なので、エアフィルターは、
K&Nを付けています。
K&Nも15年以上使用しました。
そろそろ、洗浄しても汚れが残るように
なってきたのと劣化も所々見られるように
なってきました。
とくにキャブへの取付けのバンドで
締め付ける部分に形がついてしまって、
元に戻らなくなっているのが取付けにも
ジャマで気になっていました。
なので、興味もあり、同様の作りの
DNAフィルターに交換しました。
K&Nのエアフィルターで特に何も
不具合はありませんでした。
きっちりと掃除さえしていれば、
エアクリーナーとしての仕事は
きっちりこなしてくれます。
TMRキャブレターも傷みもなく
15年以上の間使えていたのがその証拠です。
フィルターとしては充分な性能を持っている
といえますね。
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DNAフィルターは、K&Nよりも
後発で設計も新しいので
どれだけ違うものなのかと
気になっていました。
外観上の違いは、
ラバートップかアルミトップか
ということぐらいでしょうか。
アマゾンより転載
今まで使っていたK&Nは、金属製のトップでした。
今回は、ラバートップを購入しました。
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内容物の構成は、ほぼ似たようなものでした。
目的が同じなので当然と言えば当然です。
装着にあたって、
フィルターオイルを塗るのですが、
どうしても多めに塗らないとフィルターが
まだらになってしまいます。
ぼくがせっかちなのでしょうが、
塗った後に角度を変えておいておけば、
オイルが自由落下で染み込んでいくんですが、
待てなくてどうしても多めに塗ってしまいます。
そうすると多すぎたフィルターオイルが原因で
しばらくの間、エンジンをかけるたびに
マフラーから白煙を吹くことになります。
気を付けましょう(笑)
話を本筋に戻します。
エアフィルターは、
吸い込むごみを取り除くことが目的ですが、
あまりにもごみを取り除くことに重点をおくと、
吸気の抵抗になります。
吸気の抵抗を少なくしようと思うと
細かなゴミが取り除けません。
要はバランスの問題なのですが…
DNAフィルターは、K&Nよりも
吸気抵抗が少ないように思えます。
というのは、塗ったフィルターオイルが
定着しにくいのです。
具体的に言えば、塗ったフィルターオイルが
どうも落ちやすいようです。
フィルター部分が薄く作ってあるから
オイルの量をあまりたくさん保持できない
と言えばいいのでしょうか。
これは、K&Nのフィルターオイルを使ってみても
同じだったのでフィルター自体の特性ですね。
おおざっぱに言うと、
吸気抵抗が少ないほうがいいか、
集塵率の高いほうが良いか、
の選択になるかと思います。
特にDNAフィルターだとキャブが汚れて困る
というレベルではないので
好みの問題かと思っています。
詳細にフィルターの汚れ具合を
実験したわけではないですが、
設計の新しいDNAが集塵率で極端に劣る
とも思えません。
なにより、K&Nのフィルターは、
この分野ではめっちゃメジャーです。
当然ベンチマークとして
比較の対象にしたでしょうから、
吸気抵抗も低く、
集塵率は同等になるように
研究されたでしょう。
フィルターオイルの定着が良くないから
性能が悪いということではありません。
ぼくが長年使ったK&Nと比べると
そうみえるということです。
もしかしたら、
長年使ったせいで劣化したK&Nのほうが
フィルターオイルを保持しやすい
だけかもしれません。
フィルターとしての性能は、
甲乙つけがたいものです。
参考にならないかもしれませんが、
DNAフィルターを数年使ってみての感想です。
参考になれば幸いです。
ではまた。
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