昨今では、新品バッテリーを
ネット通販で購入されるひとが
多いのではないかと思います。
十数年前は、中国製、東南アジア諸国の製造した
バッテリーは、信頼性の低いものばかりでしたが
現在では、どこのバイクメーカーもOEM品
(標準装着品)として採用しています。
確かに、十分、許容範囲内ではあるのですが、
質は、やはり、かつての日本製には劣ります。
その現在のバッテリーですが、
あまり気にしていない人もいるようですが、
最初の組付けで寿命が変わります。
まず、密閉式のMFバッテリーであれば、
希硫酸のパックをグリッと思い切り差し込んだ後は、
必ず30分以上放置してください。
そのあとの初期充電も
必ず忘れずにすること。
たった、これだけのことですが、
1,2年後の持ちが違います。
これをしないと、最近のものは、
使用状況にもよりますが、
1年持たないものもあります。
これをしておかないと、
何度もバッテリー交換する目に
会うかもしれません。
上記のようにきちんと組付けをしたとしても
2年程度が交換の目安になるのですが…
昔の日本製は、使い方によっては、
3年~5年もつものもあったりしたのですが、
最近では、あまり聞きません。
特に小排気量のバイクは、すべてが
中国や東南アジア製で素材のレベルから
質が違うのでしかたないことかもしれません。
素材の質ということになると、
まだまだ日本製が優れています。
ですが、小さいバッテリーは、
日本では生産コストが高くつくので
特殊なもの以外は、もう作っていないようです。
バッテリーの充電については、
バイクの車種にもよりますが、
一度エンジンをセルで始動したら、
原付クラスなら10分から15分走れば、
セルで使った分は、充電されます。
中大型ならば、
20分から30分以上でしょうか。
なので、たまにしか乗らない方や、
近所のコンビニに行くのに使うというような
使い方しかされない方は、どうしても
バッテリーが充電不足気味になってしまいます。
こればかりは、持ち主の使い方なので
何ともしようがありません。
充電するために毎日余分に走れ~
とも言えないですしね(笑)
そもそも毎日のことなので、
ガソリンも無駄にするし、
なんのためにそうするのかわからない~
考え方によっては、
質は悪いけど、安いから問題ないとするか、
高いけど変える回数が少なくて済むからOK
と考えることもできます。
どちらを取るかですね。
環境負荷を考えると、どうでしょう…
インジェクション車両は、
始動時に大きな電気が必要なので、
セルは回るけどかからない場合は、
キック始動できるバイクならした方が良いです。
その場合、エンジンがかかったら、
アクセルを触らずに少しの時間
アイドリングさせておくこと!
バッテリー交換の際は、
ふつう充電電圧を測るものですが、
充電されていないこともあるので、
測ることは覚えておきましょう。
お役に立てば幸いです。
では、また。