原付バイク・スクーターの故障 エンジンがかからない 4ストFI車

エンジン
スポンサーリンク
[`google_buzz` not found]
LINEで送る

普段の生活で使われることの多い

原付スクーターですが使用頻度が高いため、

今でも故障は付きものです。

 

その代表的な事例を具体的に紹介します。

現在では、20年ほど前のキャブレター車ほどの

不調や故障は無くなりました。

 

ですが、逆に部品の丸ごと交換の頻度は

増えています。

 

そのほとんどが燃料供給関係の部品が多いです。

 

海外製の部品が増えたせいで

設計ミスというよりは、部品自体の品質や

組立時の作業の不備が多いです。

 

始動不能の原因は、以下がおもになります。

 

スポンサーリンク

始動不能の原因

燃料ポンプの不良

その最たるものが、燃料ポンプです。

代表的なものは、ヤマハのFIになります。

(フューエルインジェクション)

燃料ポンプ不良時の症状

症状的には、

・時々エンジンが止まる

・エンジンが始動できない

・エンジンがかかるがアクセルをあけると止まる

 

ヤマハ車にここの不具合が多いので

参考として扱いますが、

もちろん、ホンダにも同様にあります。

 

スズキは、少し構造が違いますので、

厳密には、ヤマハ、ホンダの燃料ポンプに

関する話になります。

 

上記の症状が出るときは、

ほぼ燃料ポンプの交換になるので

対象の車体番号の車両であれば

リコール修理を受けられます。

 

そうでなければ、残念ながらおよそ

2万円から3万円の有償修理になります。

 

ちなみに燃料ポンプの不良の場合、

メインスイッチをオンにすると通常、

ポンプの『ウィーン』という駆動音

がハッキリ出ます。

 

不良品は、この音がしません。

 

また、ホンダについては詳しく知りませんが、

ヤマハの場合は、リコールで燃料ポンプを交換

した車両でも、同様の症状が再発する場合が多いです。

 

なので、一度リコール修理を受けている車両でも

再度、リコールを受けられるのでリコール済みの

車両でも一度問い合わせてみましょう。

 

おかしな話ですが、リコールのリコールです()

先にお話ししたように、やはり品質が管理も含めて

落ちているのです。

 

インジェクターの不良

さて、次に始動不能の原因となるのが

インジェクターになります。

インジェクターは、直訳すれば、燃料噴射装置

という閉じたり開いたりする穴です。

この噴射孔は、非常に微細な穴が開けてあります。

 

この穴の変形やつまりや燃料漏れによる始動不良が

起きることがあります。

 

この写真は、

大型車のものなので穴が大きいですが、

原付用のものは、もっと穴が小さく数が少ないです。

 

また、正常な燃料ポンプであれば、燃料には

圧力がかけられるのですが、圧力が低かったり、

この噴射孔が欠けていたりすると

噴射が正常に出来ず、調子が悪くなります。

 

インジェクターの噴射孔にガソリンのスラッジが

詰まっていたりして、燃料漏れがあると始動性の

悪化や全体的な調子が悪かったりします。

 

この場合は、燃料添加剤でインジェクターを

きれいにするものを使えばきれいになります。

 

おススメは、WAKO’Sのフューエルワン、

中身が同じ日産ピットワークのF-ZERO

カストロールエンジン内部洗浄剤などになります。

 

ポリエーテルアミン(PEA)を洗浄成分としますが、

上記のものは、比較的濃度が低く穏やかに効きますが

できれば、使用後のオイル交換を薦めます。

 

スポンサーリンク

 

カーボン噛み

特に単気筒のバイクでは、これらを使うと

カーボンの剥落でエンジンが度々止まる原因に

なることがあります。

 

特に原付スクーターが顕著です。

俗に言う、カーボン噛みです。

 

多気筒車では、これが起きても

他の気筒がカバーするので

わからなかったりしますが、

単気筒ではそうもいきません。

 

なので、カーボン落とす系の燃料添加剤は、

走行の少ないうちから使うのがベストですが、

やむを得ず走行の多い車両に使う場合は、

エンジンが止まることがあるのを考慮に

入れておくべきです。

 

スポンサーリンク

 

バッテリーの劣化

次は、インジェクション車で多いのが

バッテリーの劣化による始動不良です。

 

キャブレター車と違い、始動時に負荷となる

インジェクターや燃料ポンプが多いため

過負荷となり、バッテリーが弱っていると

プラグからの飛火が弱くなり、

エンジンのかかりが悪くなります。

 

ですから、もしテスター等をお手持ちであれば、

セルを回した時の電圧を測ってみてください。

 

劣化したバッテリーであれば、

充電器で満充電にしても、

負荷がかかると11.0ボルト以下の電圧になる

はずです。

 

こうなるとバッテリー交換しかありません。

カーボン噛みによる始動不可

先ほどのインジェクターの場合でも述べましたが、

ある程度走行した車両には、この事例が一番多い

かもしれません。

 

上は、シリンダーヘッドですが、

茶色いバルブのある燃焼室にカーボンが貯まって

いるのがわかるでしょうか?

 

これが剥がれたりして落ちてきて、下図のような

状態になるのをカーボン噛みと言います。

 

こうなると

エンジンの圧縮が抜けて始動できません。

最近の原付スクーターではよくあることです。

特にホンダのトゥデイがよくこうなっていました。

 

次いでスズキの原付も同様です。

ある朝、突然エンジンがかからなかったり、

走行中に突然止まったりする症状が出ます。

 

自然にカーボンが落ちてきてカーボン噛みに

なる場合が多いのですが、結構あるのが、

人に貸したり、突然いつもと違う長距離を

走ったりした日の翌日とか、

急に寒くなったりした日だったりします。

(スズキに限ったことではありません)

 

これは、エンジンが温まったり、

急激に冷えたことで金属の伸び縮みによって、

カーボンが落ちたりするからです。

スポンサーリンク

その場での対処は、

セルで始動するとバッテリーが上がるので

キックでしましょう。

 

症状が軽ければ、スタンドをキチンとかけた状態

で10から100回キックする間にかかるはずです。

 

かならず、アクセルを閉じた状態で

キックしてください。

 

習慣で無意識にキックするたびに

アクセルをあける人が多いので注意しましょう。

 

エンジンがかかったら、

アイドリングの回転が落ち着くまでは、

ぜったいにアクセルに触らないことです。

 

自然にアイドリングが安定するまでは放置です。

 

3回以上失敗すると、プラグがかぶって、

その場では、かけられなくなる可能性が高いです。

 

症状が軽い場合は、

その場でかかることがありますが、

繰り返し同じ症状が出る場合は、

根本治療が必要です。

バルブシートカット

原因としては、燃費重視のために

やわらかいバルブスプリングを使っているので

カーボンがかみ砕けない状態になって

しまっているのです。

 

昔からあるスーパーカブなどは、

バルブスプリングが硬く、その受けとなる

バルブシートも硬い材質になっているので

カーボン噛みは、ほぼ聞いたこともありません。

 

このために馬力も低く、たぶんエンジン単体では

スクーターのエンジンよりも燃費が落ちます。

 

スクーターは、エンジン単体では、燃費も馬力も

まさる部分がありますが、タイヤ径も小さく

ベルト駆動なので燃費が落ちます。

 

スクーターは、燃費重視の副作用として、

バルブシートが柔らかいことで

傷ついたり、摩耗しやすく、圧縮が下がりやすい

傾向になります

 

結果として、耐久性が低くなります。

 

なので、カーボン噛みの圧縮抜けの場合

根本治療は、バルブシートカットという

作業になります。

 

対処療法としては、

前にも言った燃料添加剤の投入です。

 

ですが、遅かれ早かれ傷んでいるものは、

バルブシートカットしなければなりません。

 

それに、添加剤を投入するということは、

カーボンを落とすことになるので、エンジンが

止まるリスクは覚悟の上で使用することです。

 

原付スクーターの場合、使用状況もカーボンが

貯まりやすい原因の一つになります。

 

エンジンが十分に温まらない近隣での走行が多い

ため、本来であれば、発熱で焼け落ちるはずの

カーボンがドンドンと貯まっていくのです。

 

ですから、走行の多いものは、バルブシートが

あばた状に荒れていて、摩耗があるうえに

シートカットも限度を超える事があるので、

そうであれば、シリンダーヘッド

の交換です。

 

ただ、原付のバルブシートカットをしてまで

修理してくれるバイク屋さんは、

最近では、そうそういないかもしれませんが

 

なぜなら、ひとつは、工具が高価だからです。

あとは単純にめんどクサイからでしょう。

 

エンジンを高額な修理代で直しても

ほかの原因でまた同じような症状があれば、

疑いの目で見られるのは当然です。

特殊工具(SST)汎用の

バルブシートカッター大型バイク用。

 

このセットで10万円を超えます。

 

原付はサイズが小さすぎて、

メーカー純正しかまともなものがない。

 

しかも使用頻度が低い。

なのでわざわざ原付用をそろえるお店も

少ないはずです。

 

通常は、修理代も安くはないですし、

買い替えをススメられるのがふつうでしょう。

 

以上、お役に立てれば幸いです。

では、また。

 

[`google_buzz` not found]
LINEで送る